愛知県看護連盟主催による「役員・支部役員研修・情報交換会」がウインクあいちで開催され、参加いたしました。私は自民党看護議員連盟の会長を務めさせていただいていることから、最初に基調講演の依頼を受けました。看護連盟古田会長のご挨拶の後に「地域(愛知県)の看護現場の声を要望書として県政・市政に届けるには」と題し、議員と看護連盟の協力の必要性をお話しました。
皆様にわかりやすく話せるようにと思い、パワーポイントの映像と講演のレジメを用意しました。『①現場の声を議会へ ②看護議員連盟の誕生 ③現場の声を県政・市政に届けるために ④看護議員連盟との連携 ⑤愛知県議会初の女性議長』この5項目です。幼児教育現場や女性の立場で感じてきたことを、一般質問や委員会で取り上げ、実現に向かって積み上げてきた経験を伝えました。
看護職の皆様方からは「実態を知ってほしい。働き方を改善してほしい。要望を実現させる方法が知りたい。」議員からは「実態を知りたい。政治に関心を持ってほしい。地域の看護職の担当者がわからない。」というそれそれの思いを繋げるため、地元議員との連携や勉強会・交流会が必要であり、今日の研修会は正に理にかなったものであると期待を話しました。
研修後は各地域に分かれて、グループワークを開催しました。「医療現場が抱える問題を考える」と題し、医療の現場を知りたい議員と伝えたい看護師の意見交換を行いました。やはりコロナ関係の問題点があげられました。もうすぐ5類になるが、その後の補助金はどうなるかという不安や、基準が厳しすぎて危険手当がもらえない病院があるということ等、現場の悲痛な思いを伺いました。
各グループから出された問題点は、看護連盟でまとめていただき国会・県会・市会にそれぞれ振り分けて頂き、対応していくことを約束いたしました。一番の問題点は人手不足で、「出産しても保育所が足りない。子どもが病気になると預かってもらえない。」という女性ならではの悩みが一番多く、私も女性議員として同じ思いでした。ご要望にお応えできるよう議員の皆様と協力していきます。